どういう要因で紫外線の強さは違ってくるの?

太陽から発せられた紫外線は、地球に到達して大気中を進むに連れて徐々に減衰していきます。

太陽1

オゾンや雲などによって、吸収・散乱させられるからです。

したがって、オゾンや雲の量が少なくなると、地表に到達する紫外線量は多くなります。

また太陽高度緯度標高によっても紫外線の強さは異なってきます。

太陽高度の高い夏・日中は紫外線が強いわけです。季節や時間帯によって違うわけですね。

緯度の低い場所(日本では南)の地域ほど強くなります。

標高が1,000m高くなると、紫外線は10%強まるといわれています。

地表面の反射率が高い場合も強まります。

海岸やスキー場なども反射率が高いので、紫外線が強くなるんですね。

そもそも紫外線にはどのようなものがあるの?

紫外線は波長によって、量も人体に与える影響も異なってきます。

そこで、紫外線を3つに分類しています。

UV-A(波長315~400nm)

UV-B(波長280~315nm)

UV-C(波長100~280nm)

波長が長いものほど、地表に到達しやすいため、紫外線のなかでもUV-Aが95%程度をしめています。

最も短い波長帯のUV-Cはオゾンや酸素などに吸収されてしまうため、地表で観測されることはありません。

人間の健康・美容に影響する紅斑(こうはん)紫外線量って?

日光にあたって、紫外線を継続的に浴びると、皮膚が赤くなりますよね。

この皮膚が赤くなることを紅斑といいます。

いわゆる日焼けです。

この影響がさらに長期化すると、皮膚がん白内障の発症率が高まることが知られています。

人体に与える影響は紫外線の波長によって異なるので、その影響度の違いを考慮して計算される紫外線量が紅斑紫外線量です。

よく聞くUVインデックスってどういうものなの?

紅斑紫外線量だとわかりにくいため、紅斑紫外線量を指標化したものがUVインデックスです。

UVインデックスによって、紫外線が人間の健康に与える影響がわかりやすくなるわけです。

現在、WHO(世界保健機関)はUVインデックスに基づいて紫外線対策をすることを奨励しています。

WHO(世界保健機関)や環境省の「紫外線環境保健マニュアル」では、UVインデックスのランクを1から11+までに分けています。

数値が高くなるほど、人間の健康にあたえる影響が強くなります。

ただし、日本ではしばしば12・13といった高い数値を示すことも多いので、実情に合わせて13+まで表示するようになっています。

なお、日本で実際の紫外線量を観測するのは札幌・つくば・那覇の3ヶ所です。

それ以外の地域については推定値が用いられています。

参考:

本記事作成にあたっては下記を参考にさせていただきました。

気象庁ホームページ、各種データ・資料、オゾン層・紫外線

http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/ozonehp/diag_o3uv.html